ニュースサイトの文春オンラインは8日、日本ハム・新庄剛志監督(50)が現役最終年の2006年にドーピング検査で陽性判定を受けていたと報じた。当時の球団代表・小嶋武士氏が認めている。
詳細は10日発売の「文藝春秋」で報じられているが、検査機関からの報告は「覚醒剤成分の検出」だった。球団は警視庁に相談したところ、結果は「覚醒剤と成分がかなり近いアンフェタミン系の薬物」だったが、覚せい剤取締法等で規制されている薬物でなかったため、事件化されることはなかった。
同サイトによると、新庄監督は「サプリメントを飲んでいた。不注意でした。申し訳ない」と説明して球団に謝罪。当時球界ではやった興奮剤「グリーニー」の可能性が高いという。
メジャー関係者は「先に広まったアメリカでは2007年にようやく選手会が『今後使用禁止になりそうだから徐々に量を減らすように』と通達した。日本での薬物検査も今ほど厳格ではないし、外国人選手から勧められてグリーニーを使っていた選手も相当数、いたのではないか」と明かす。