ヤクルト・石川雅規投手(42)が通算180勝、交流戦最多の27勝目を挙げた。
オリックス戦(京セラドーム)に先発し、5回1失点で今季3勝目(3敗)。交流戦勝利数でソフトバンク・和田毅、元巨人・杉内俊哉(現3軍投手コーチ)を抜いた石川は「たくさん投げさせていただいてますし、その分負けてますし、悔しい思いもしてますけど。交流戦で1つ勝ててよかった。先に点を取ってもらい、粘りの投球ができた」と喜んだ。
プロ20年目の昨年は4勝5敗も、日本シリーズ初勝利を挙げるなど、自身初の日本一。契約更改では現状維持の9000万円でサインした。
球団幹部は「もう何年も前から石川には〝査定〟というものは存在しない。球団が石川という投手の価値をどう判断するかになっている。それぐらい評価していい選手」と仰天告白。普通は勝ち星や防御率といった目に見える数字から、表には出ない貢献度など、細かい査定から年俸がはじき出される。もちろん〝査定なし〟は他球団を含めても異例だ。