朝の10時半、吉祥寺の茶房・武蔵野文庫の前を通ったら、テイクアウトの張り紙が貼ってあった。
この店はかれこれ30年以上来ている喫茶店。時々ここのカレーライスが食べたくなるのだ。だけどテイクアウトをしているのは初めて知った。コロナの期間に始めたのだろうか。
さっそく入る。客は誰もいなかった。店長が一人だ。この人もさすがに歳をとった。当たり前だ、二十代だった俺が還暦超えてるんだから。今調べたら、創業1985年。36年目か。吉祥寺では立派な老舗だ。
腰掛けて待っていたら、なんと吉祥寺のマンガ家友だち、江口寿史さんがお客さんで入ってきたのでびっくり。
さて、ライスとカレーが別々の容器に入った袋を、慎重に持って仕事場に戻る。
仕事机のキーボードを横にどけて、カレーとライスを置く。スプーンは、仕事場にもあるけど、付いてきたプラスティック製のもので食べるのが、弁当の雰囲気だ。