コロナ禍で芸能人の独立が相次いでいる中、この流れに冷や水を浴びせるような出来事があった。薬物事件で起訴された元KAT―TUNの田中聖被告(36)が法廷の場で、薬物に手を出した理由として、独立によるプレッシャーや不安を口にしたのだ。
今月10日、名古屋地裁で開かれた田中被告の初公判。今年1月、名古屋市中区のビジネスホテルで覚醒剤約0・16グラムを所持し、今年2月にもライブ出演で名古屋を訪れた際、覚醒剤を使用したとして覚醒剤取締法違反の罪で起訴されている。
起訴事実を認めた田中被告は、薬物に手を出した理由として、事務所を退所したことを挙げ、「1人でスケジュール管理や事務処理をするには無理があり、締め切りなどのプレッシャーや将来への不安から薬に手を出した」と話したのだ。
「田中被告がジャニーズに専属契約を解除されたのは2013年。すでに9年たっています。独立したことを理由に挙げたことで、結果的に常習性を感じさせることになりました。薬物という安易な方法に逃げた言い訳にも聞こえますが、とはいえ、公判での発言なので、気にかかるところです」と女性誌編集者。
大手芸能事務所のベテランマネジャーは話す。