公明党の山口那津男代表は14日の記者会見で参院選公約を正式発表した。安全保障分野を重点政策に位置付け「専守防衛の下、防衛力を着実に整備・強化する」と明記。憲法への自衛隊明記も従来の「慎重に」の文言を削除し、「検討を進める」と前向きな姿勢を示した。ロシアのウクライナ侵攻などを受けて、現実的な内容となった。
公約は「日本を、前へ。」をキャッチコピーに、経済・雇用、社会保障、外交・安保など6つの重点政策を柱に据えた。
憲法への自衛隊明記をめぐっては、昨秋の衆院選公約にあった「慎重に議論」から踏み込み「検討を進める」とした。ただ、9条1、2項は堅持するという。