ウクライナ、ＥＵ加盟候補に　仏独伊首脳などキーウ訪問で結束　ゼレンスキー大統領、実現すれば「歴史的成果」1/1ページ

フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相、ルーマニアのヨハニス大統領が１６日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウ（キエフ）を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。

４カ国の首脳は、ウクライナの欧州連合（ＥＵ）加盟申請について、直ちに候補国とすることを支持する意向を表明した。候補国となるのに数年かかるのが通例だが、２月末に申請したウクライナへの迅速な対応で、結束を強調した形だ。

マクロン氏は共同記者会見で、加盟に向けた「行程表」を策定すると発言。ゼレンスキー氏は、加盟が実現すれば「歴史的成果となる」と歓迎した。武器供与に慎重な姿勢を批判されてきたショルツ氏は「今後も必要な限り支援を継続する」と強調した。