日本の解き方

日銀金融政策3つの「黒歴史」 引き締め急いでデフレが悪化、新たな失敗を重ねてはならない1/3ページ

日銀の黒田総裁
日銀の黒田総裁

日銀は現在、金融緩和政策を継続する意向を示しているが、円安が進んでいることを背景に否定的な意見も出てきている。過去、デフレから完全脱却できない中で日銀が金融引き締めに転じたことで雇用や景気はどうなったのか。日銀の「失敗」を3点指摘しておきたい。

第1に、2000年8月のゼロ金利解除だ。1999年の米国のITバブル波及により、日本も景況改善が見えていた。しかし、インフレ率はせいぜいゼロ%程度であり、ゼロ金利解除は早すぎるとして政府内でも異論が多かった。

当時、筆者は米プリンストン大学に留学中であったが、後にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授から直接メールで「日銀のゼロ金利解除は間違っている」と連絡を受けたくらいだった。

第2に、2001年に導入した量的金融緩和政策を06年3月に解除したことだ。筆者は当時、小泉純一郎政権でマクロ経済について意見を言える立場だったので反対だった。量的緩和解除後の景気悪化を予測したが、その通りになった。

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