防衛省統合幕僚監部は20日、中国海軍のミサイル駆逐艦2隻と補給艦1隻が20日午前10時ごろ、千葉県の犬吠埼の南東約220キロを南西方向に航行するのを確認したと発表した。3隻は対馬海峡から日本海に入り、北海道沖を経由し太平洋側を南下。19日午後2時ごろには宮城県の金華山の東約220キロに達した。日本列島を周回するようなコースとなっており、警戒に当たっている。
防衛省によると、3隻と20日の公表内容にない情報収集艦1隻の計4隻は今月12日から13日にかけて対馬海峡を北上。さらに16日から17日にかけて、駆逐艦2隻が北海道とサハリンの間の宗谷海峡、補給艦と収集艦が津軽海峡を抜けた。海上自衛隊の護衛艦が情報収集と監視に当たった。