料理番組「夕食ばんざい」(フジテレビ系)などに出演し、「料理は愛情!」のキャッチフレーズで人気を博した料理研究家、結城貢(ゆうき・すすむ)さんが4月24日に直腸がんのため、東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかになった。81歳だった。
結城さんは昨年8月に体調の異変に気付き、翌9月にステージ4の直腸がんと発覚。がんはすでに肝臓にも転移していた。東京・原宿で料理店「結城」を営んでいたが、病気が判明するまで店に立っていた。泉じゅんの芸名で活躍した元女優の妻、由紀子さん(65)に看取られて旅立ったという。
サラリーマンを経て料理の道に進み、1980~90年代にはフジ系「オールナイトフジ」「夕食ばんざい」などに出演。だみ声での厳しい指導ぶりの一方、愛嬌(あいきょう)のある笑顔などでお茶の間の人気を得た。