ついに逮捕者まで出たサッカー日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズの八百長未遂問題。三重県鈴鹿署は20日、鈴鹿の運営会社「アンリミテッド」から現金5000万円を脅し取ろうとしたとして、同社元役員・塩見大輔容疑者(41)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
同署によると、塩見容疑者は昨年11月27日から12月1日にかけ、「5000万円を振り込まなければ不正(八百長)行為を公表する」などと現金を要求した疑い。塩見容疑者は「請求したのは退職金」と容疑を否認している。鈴鹿は昨年12月、同容疑者から7500万円の金銭要求を何度も受けたと「2500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまった」と公表していた。
2月のJリーグ理事会で、鈴鹿がJ3へ昇格する際に必要な「百年構想クラブ」資格を条件付きで停止。継続審議され、今月中の理事会で処分が話し合われるが、逮捕者が出たことで大きな影響が及ぶとみられる。