立憲民主党からは、2016年参院選でもトップ当選した蓮舫氏ら2人が出馬した。
蓮舫氏は、港区の表参道交差点付近で第一声に臨み、「岸田文雄政権は防衛予算には敏感なのに(日用品などの)値上げには鈍感だ。行財政改革を進め、税金がきちんと正しく使われるように取り組む」と訴えた。
れいわ新選組の山本太郎代表は、JR新宿駅南口で、「皆さんの生活は楽になっていますか? 景気は良くなっていますか?」と呼びかけた。
首都決戦の行方をどう見るか。有馬氏は「残り1席を争う戦いになりそうだ」といい、続けた。
「生稲氏には、安倍晋三元首相らが支援し、組織票も付いている。朝日氏は16年の初当選以来、地盤を固めてきた。蓮舫氏は前回も100万票を超えて盤石だが、1位を維持できるかが焦点だ。公明党の竹谷とし子氏と、共産党の山添拓氏も抜けており、残るは1議席。日本維新の会の海老沢由紀氏と、れいわ新選組の山本氏、ファーストの会の荒木千陽代表が争う構図ではないか」
横浜市や川崎市などの大都市を抱える神奈川選挙区(改選定数4+欠員1)はどうか。
「自民党は地元の菅義偉前首相と河野太郎広報本部長、小泉進次郎前環境相が支援する現職の三原じゅん子氏が盤石だ。旧みんなの党代表の浅尾慶一郎氏も強い。公明党の三浦信祐氏も抜けた。元神奈川県知事で、日本維新の会の松沢成文氏も人気が根強い。立憲民主党は2人擁立したことで票割れの恐れがある」