何より驚きなのは、カロリーが471キロカロリーという低さながら、タンパク質が20・9グラムも摂取できるということです。また、塩分は2・7グラムと控えめです。
たとえば『カップヌードルカレー』は1食(内容量87グラム)当たり、422キロカロリー、タンパク質は9グラム、食塩は、4・4グラムですので、カレーメシの栄養バランスのすごさが分かるかと思います。
カップに決められた湯量を入れ、5分待ったあと「完全謎パウダー」と「仕上げオイル」を加えてよく混ぜると、コッテリとした雰囲気の混ぜ合わせたカレーライスが完成します。食べてみると欧風と書かれている通り、玉ねぎの甘みとほどよいスパイスの辛さを感じ、何よりもボリューム満点です。これで栄養バランスが整っているわけで、手軽に食べるにはちょうど良いカレーだと感じます。
カレー粉にはターメリック(ウコン)もしっかり含まれており、最近増えてきた飲みの席の前にさっと食べていけば、飲み過ぎ、悪酔いを防ぎ、栄養バランスも確保されそうです。完全メシを上手に活用したいですね。
■浅野まみこ(あさの・まみこ) 1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に「『コンビニ食・外食』で健康になる方法」(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。