佐賀・ボートレースからつでSG第32回グランドチャンピオン開催中。出場条件は昨年度SG優出完走者やSG予選得点上位者など52人です。SGで活躍したレーサーしか出場できないSGの中のSGともいわれます。
初日(21日)第12レースでは今シリーズを代表するレーサーでドリーム戦が行われました。今回は1枠で出場した瓜生正義選手と2枠の平本真之選手について書きます。
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瓜生選手は1995年デビュー。SG・GⅠ優勝実績は素晴らしく、コースを問わずレースできるオールラウンダーです。ゴールデンレーサー賞はじめ最優秀選手賞、年間最高勝率、年間最多勝、年間最多獲得賞金、記者大賞、最優秀新人賞など複数回受賞、日本プロスポーツ大賞新人賞、功労賞も受賞しました。
近況では6月初めの常滑(愛知)GⅠの準優勝戦で6コースから3着に入着したレースが印象に残っています。インが強い常滑の6コースから上位入着はデータ的に高くないのですが、レース場を問わず上位入着するのが瓜生選手の特徴です。
このレースは瓜生選手が6コースから最内を差しバックストレートで伸びる展開でした。4、5コースとの艇間隔を開けないようにスピード維持した状態で引き波を越えたところに素晴らしさを感じました。最後まであきらめない走りも魅力です。SGでは予選期間中に原則として内枠は1回しかないので、どこからでもレースができる瓜生選手には強みです。