あるタレントさんが参院選立候補を表明して、出演していた番組の制作会社が損害賠償を請求しましたね。この件は係争中ですから、何も申し上げることはございません。どうなるのか成り行きに注目するばかりです。
さあ、いよいよ参議院選挙が公示されました。選挙が近づくとテレビマンたちはザワつきます。出演している人が「よもや突然立候補しないか」とヒヤヒヤしますね。何せ立候補されてしまえば、選挙期間は公平性が求められるので、その方の出演番組は放送できません。お蔵入りです。
「ウチの番組関係者は大丈夫なのか?」と慎重になるのは無理もないでしょう。また、番組出演者は実際問題として立候補しやすいんです。痩せても枯れてもテレビの影響力はやはり大きいですから、「知名度が浮動票獲得のためにもモノをいう選挙」の候補者には、テレビの出演者はある意味、うってつけですもんね。
私自身、個人が特定されると差し障りがありそうなのであまり詳しくは書けませんが、突然アナウンサーが立候補して「とあるコンテンツ」がお蔵入りして局内大騒ぎ、とかいう例を経験してます。
また、ずいぶん前の話ですけど、「ある文化人」からかなり熱心に「コメンテーターをやりたい」と売り込みを受けたことがあります。面白そうな人だったので、当時担当していた番組に結構何回も出演してもらったら、それきっかけで人気が出て各局で活躍。その後、しばらくして選挙に立候補したかと思うと、見事当選して、今も議員をされている例も経験しています。