歌手の美輪明宏(87)が存在感を放っている。今年に入ってからCM出演や新レギュラー番組がスタートするなど活躍の場を広げており、時代や世代を超えて高い支持を集めているが、そのわけとは―。
美輪は今年3月にNHKが放送事業の発展と放送文化の向上に功績のあった人に贈られる「第73回日本放送協会放送文化賞」を受賞。「ヨイトマケの唄」を熱唱して大きな話題を呼んだ2012年の初出場から4年連続での「NHK紅白歌合戦」への出場や、NHK大河ドラマ「草燃える」(1979年)や「義経」(2005年)への出演、朝の連続テレビ小説「花子とアン」(14年)での語り、Eテレ「にほんごであそぼ」などでの活躍が評価された格好だ。
そもそも美輪といえば昭和、平成、令和と時代を超えてテレビの枠にとどまらず活躍を続けているが、今年に入ってからもその輝きは色あせるどころか増すばかりである。
今春には歌手で俳優の星野源(41)が出演する日清食品の「どん兵衛」シリーズの新CMに〝最強どんぎつね〟として登場して話題になった。
さらにここに来て、これまで特番として単発で放送されていたNHK・Eテレの人生相談番組「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」が4月から毎月最終金曜日放送の月イチのレギュラー番組に昇格したのだ。