エンゼルスの大谷翔平(27)が26日(日本時間27日、本拠でのマリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場。2回にエンゼルス投手の与えた死球をめぐって、両軍が入り乱れる大乱闘が発生し、大谷も参戦した。エンゼルス入団後、最大級の乱闘。そのとき二刀流のスーパースターがとった行動は―。
前日からきな臭い雰囲気が漂っていたシリーズ最終戦。2回、エンゼルスの先発ワンツが初球をマリナーズの先頭打者、4番ウインカーの腰にぶつけて〝開戦〟となった。ウインカーと三塁側のエンゼルスベンチが口論になり、ウインカーが突進。故障で今季出場の取りやめが決定しているエンゼルスのレンドン内野手が応戦すると両軍のベンチ、ブルペンは空っぽになった。
今季大リーグでも最大と思われる大乱闘で、約4分間に渡ってくんずほぐれつ。一度収束した後、再び火が付いて全選手、コーチ、監督がもみあった。両軍が引き上げた後、またエンゼルスベンチからバケツが投げ込まれてウインカーがベンチから飛び出すなど、17分間の中断となった。
伏線は前日25日(同26日)の最終回。エンゼルスの主砲トラウトが頭部付近に危険球を投げられていた。エンゼルス側もこれに報復するように、この日の1回、ワンツがマリナーズのスーパールーキーのロドリゲス外野手の背中を通す危ない投球。審判団に警告を受けていた。