■国内女子ゴルフ「アース・モンダミン杯」最終日(26日、千葉・カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72)
優勝は木村彩子(26)。3年前から香川・高松にマンションを借りて、当地に住む南秀樹コーチに師事している。
「練習しているゴルフ場はすごく風が吹く。風は大好き。慣れてます」
ちなみにその風の強さは? 「たとえば、120ヤードのパー3ホールで、6番アイアンで打つみたいな感じかな」と。さらに逆風だとなかなかパーオンできないケースもある。「だからグリーン回りのアプローチもかなり練習した」。今大会、風が吹き荒れた。木村にとって風は友達?
上位陣がスコアを崩す中、4バーディー、1ボギーの69。見せ場はパーオンしなかった11番(パー4)、ピンまで25ヤードをランニングアプローチでチップインバーディー。通算4アンダーで6打差逆転したのである。
「高松で練習したおかげです」と。プロ転向8年目、ツアー160試合目の初V。ツアー最高額の優勝賞金5400万円をゲットである。
最近の優勝女子は「とりあえず貯金しま~す」なんていう倹約女子が多いが、木村姉さんは違った。太っ腹である。
「車が大好き。だから『BMW M8』を買いたいって。2700万円くらいするかな」。目下の愛車は「マセラッティSUVレヴァンテ」で約2400万円ナリとか。さらにスポンサー貸与で「アルファード」「ヴェルファイア」…。う~ん、うらやましい。
さらに父・東吾さんに「車が欲しい」とせがまれているようで「父とは要相談。でも母(美保さん)には、いつもツアーに同行してもらい、おにぎりとか作ってもらっているので感謝。ブランド物のアクセサリーをあげたいと思ってます」。
今時〝珍しい豪快女子〟だが、「今季中に2勝目を」と超ポジティブなのがいい。ちなみに同週の男子ゴルフ「ツアーチャンピオンシップ・サトウ食品」の賞金総額は5000万円。木村姉さん一人に及ばない。嗚呼、悲しきかな、日本男子ゴルフよ⁈ (清水満)