関東甲信地方で1951年以降最も早い梅雨明けとなるなど、まだ6月なのに真夏の猛暑が日本列島を襲っている。エアコンなしでは耐えられない暑さだが、今年は商品の品薄や修理の遅れも懸念され、故障したら命の危機に直結しかねない。故障を防ぎつつ涼しく過ごすテクニックを専門家に聞いた。
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東京都心は27日も気温が35度に到達し、3日連続の猛暑日となった。経済産業省は、記録的な猛暑で冷房需要が高まり、28日も東京電力管内の電力需給が厳しくなる恐れがあるとして、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を継続すると発表したが、冷房は控えず、適切な利用を呼び掛けた。
近畿地方でも猛暑日を記録する地域があり、例年より早い梅雨明けの可能性が高まっている。
もはや〝命綱〟ともいえるエアコンだが、コロナ禍に伴う半導体不足や中国・上海市が講じたロックダウン(都市封鎖)の影響でメーカーや量販店から一部商品の品薄や修理遅れを訴える声もある。