2014年8月以来、8年ぶりの最終日最終組に「楽しかったです。初めてそう思いました」。金田久美子(32)である。前週の「アース・モンダミンカップ」(千葉)では3日目に69の好スコアをマークも最終日に崩れて7位タイ。11年ぶりの2勝目を逃したが、そこには安堵(あんど)の表情があった。
切符を自らつかんだ。「大東建託・いい部屋ネットレディス」(7月21日開幕、北海道)から「ミヤギテレビ杯ダンロップ」(9月23日開幕、仙台)までの中盤戦10試合の出場権をほぼ手にしたのである。
「また頑張れるって。モチベーションですね」 金田は今季のシード権を持たない。昨季のQT(最終予選会、30位前後で前半戦出場権)を87位と失敗。ツアー出場は推薦での最大8試合に限られた。今後もツアー出場するためには、2週間後の「ニッポンハムレディス」(北海道)を終えた時点で集計される第1次QTリランキングで30位前後が必要とされる。前週を終えた時点で、金田は7戦してトップ10が2度などポイントを重ね暫定16位とランクアップ。〝当確〟がついた。