昭和のことば

映画『ゴッドファーザー』がルーツ「首領(ドン)」(昭和47年)1/1ページ

首領と書いて「ドン」とルビを振る。ドンとはまさに畏れ多き大親分のことである。

このことばのルーツは、ご存じ、映画『ゴッドファーザー』である。マフィアの首領、ドン・コルレオーネとそのファミリーの物語。1972年に公開され、その哀愁あふれるテーマ曲とともに大ヒットを記録した。東映のシリーズ『やくざ戦争 日本の首領(ドン)』がヒットしたのは6年後。同年には、阿久悠作詞のかわいらしい曲、石野真子の『わたしの首領』が話題となった。ちなみに「首領と書いてドンと読ませる」アイデアは、シリーズ第一部の原作者、飯干晃一によるものだとされている。

この年の主な事件は、「連合赤軍浅間山荘事件」「明日香村高松塚古墳で極彩色壁画発見」「沖縄県発足」「イスラエルで日本人ゲリラ3人が自動小銃乱射。死者26人」「第1次田中角栄内閣成立」「運転時の「初心者マーク」の貼付けを義務化」「パンダのカンカン・ランランが上野動物園へ到着」など。

第11回札幌冬季五輪で、笠谷幸生ら日の丸飛行隊が70メートル級ジャンプで金、銀、銅メダルを独占。ミュンヘン五輪では、男子バレーボール、男子体操、水泳など、多くのメダルが日本にもたらされた。有吉佐和子が『恍惚(こうこつ)の人』を発表。テレビでは『刑事コロンボ』や『アタック№1』が人気だった。

ドンの登場から50年。時代はドンからビッグボスへ。上に立つ者の行いや風格は、いつの時代にも注目される。そして、いまそこに求められるのは哀愁ではなく結果。ますます難儀な時代である。 =敬称略 (中丸謙一朗)

〈昭和47(1972)年の流行歌〉 「女のみち」(宮史郎とぴんからトリオ)「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)「ひとりじゃないの」(天地真理)

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