平塚競輪場で29日に開幕する「オッズパーク杯ALL GIRL’S 10th Anniversary」。ガールズケイリン誕生10年にして初めて行われるオールガールズ開催で、A、Bの2つのブロックに分かれて通常のポイント制ではなく3日制のトーナメント形式で優勝を争う。Aブロックは児玉碧衣(福岡)、佐藤水菜(神奈川)らが優勝候補に名を連ねる。もちろん、奥井迪(東京)も圏内だ。
「先行日本一はワタシよ!」と言いたい。「Aブロックは刺激的なメンバーですねえ。サトミナ(佐藤水菜)やアオイちゃん(児玉碧衣)相手に逃げ切ったらそりゃ日本一って言えますよ」と奥井は武者震いだ。
今月の松戸GⅢ4日制開催決勝戦で児玉と叩き合った。「やっぱりアオイちゃんは違う。一緒に走ってて楽しかった。また頑張ろうってモチベーションが上がりましたね」。常日頃から「女王」とあがめる児玉との闘いはいつも壮絶だ。40歳にして直近成績はバック数が30本なのは誰にもまねできない絶対領域。「一番多いときは32本だったと思うけど、この年齢でよく頑張ってると思う」と自分で自分をほめた。
連戦の中で見つけた課題は「4コーナーからの踏み直し。そこを練習してきた」とさらにパワーアップした感もある。人気が集中することが予想される初日7Rでまずは豪快に逃げ切って準決勝へ向かいたい。