29日も列島各地で猛暑となり、関東地方では日中の最高気温が40度を超えるとの予想も出た。経済産業省は東京電力管内の「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を継続し、夕方の時間帯を中心に節電を呼びかけた。特に午後3時から8時は太陽光発電の出力が低下することなどで需給が厳しい見込み。
同日朝時点の予報では、群馬県の前橋市や桐生市などで最高気温が40度、埼玉県熊谷市や秩父市で39度、東京都では練馬区と八王子市で37度が見込まれている。
一方、東京電力パワーグリッドの「でんき予報」では、同日朝の時点で、東京エリアの午後4時~5時の電力使用率は「99%」だった。
経産省は夕方の時間帯について、エアコンを適切に活用した上で「できる限りの節電」を要請している。