関東地方で最高気温40度を超えるなど狂乱猛暑が続くが、熱中症の危険性があるのは人間だけではない。スマートフォンを高温下で利用した場合、端末に異常が生じ、最悪の場合は発火に至る「スマホ熱中症」を引き起こすというのだ。警戒するポイントや対処法を専門家に聞いた。
スマホが適応できる周辺温度について、iPhone(アイフォーン)を手掛ける米アップルは、一般的に保管時には「マイナス20度からプラス45度」、操作中は「0~35度」としている。
多くのスマホは端末の高温を自動検知し、ユーザーに警告する機能を備えており、冷却措置として大半の機能を制限する仕組みがある。
ただ、真夏はスマホの適応温度を上回るような場所が少なくない。
中古スマホ買い取りサイト「みんなのスマホ」などを運営するニューズドテック(東京都千代田区)と電気通信大学は昨年8月、「炎天下での〝スマホ熱中症〟調査」の結果を発表した。