検査で助かる!? 脳卒中の危機に挑む

6種類の検査で脳梗塞を未然に防ぐ 高齢者の発症リスク高まる 歌手・あべ静江さんは復帰1/3ページ

多発性脳梗塞の画像。白い部分が発症部分(東丸医師提供)
多発性脳梗塞の画像。白い部分が発症部分(東丸医師提供)

脳の血管が詰まって発症する脳梗塞(脳卒中の一つ)は高齢になると、発症リスクが高まる。〝永遠のマドンナ〟と言われた歌手、あべ静江さん(70)は今年3月、番組収録中に体調不良を訴え、救急搬送され、脳梗塞と判明した。

脳梗塞の要因に動脈硬化症や高血圧症、肥満、そして加齢などが挙げられている。

循環器病の権威として知られる東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信医師は次のように解説する。

「脳動脈や頸動脈が硬化すると、血管の内側が狭くなるだけでなく、血栓ができやすくなります。これが脳血管内で詰まると脳梗塞になります。高血圧については、上の血圧(収縮期血圧)が140を超えると、脳梗塞になる確率が高まります。脳梗塞患者5411人の研究では、脳梗塞に占める高血圧の頻度は63%で、他の生活習慣病に比べ、最も高くなりました。肥満も脳梗塞リスクが高まることが分かっています」

患者調査(厚生労働省)のデータによると、国内で1年間に脳血管疾患(脳卒中)になった人は111万人。脳梗塞は脳卒中の7割程度を占めるとされることから、約77万人が脳梗塞を発症したと推定。脳梗塞は60代で増え始め、70代でピークに達するという。

患者のひとり、70代半ばの高橋敦子さん(仮名)は、「70代になってから両手のしびれを感じるようになりました」という。脳梗塞の可能性を心配して病院を受診した。もともと血圧が高く、40代から多種類の降圧薬を服用し、血圧は大体、上の血圧は140以下にコントロールされていた。

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