18歳の女子学生に飲酒させ、高級ホテルでともに過ごし、小遣い4万円を渡したと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員=比例東海=に30日、夏のボーナスに当たる「期末手当」286万1358円が支給された。事実関係の説明と議員辞職を求める声が与野党から上がっているが、吉川氏は応じていない。
吉川氏は週刊誌報道を受け、10日に自民党を離党した。所属していた岸田派も退会した。岸田文雄首相は参院選公示を前にした21日の討論会で「説明責任を果たせないなら、進退に直結する問題だ」と語っていた。
吉川氏へのボーナス支給について、日本維新の会の松井一郎代表は29日、「(国会議員を)辞めるべきだ。腹が立って仕方がない」「岸田首相がボーナス返しなさい、早く辞めなさいときちっと指導監督すべきだ」と、東京都内で記者団に語った。