薬物事件で執行猶予判決を受けて、わずか9日後に再び覚醒剤を所持していたとして覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで千葉県警に逮捕されたアイドルグループ、KAT―TUNの元メンバー、田中聖容疑者(36)。田中容疑者の薬物への依存ぶりが浮き彫りになったのだが、それ以上に不肖の兄の愚行が相次ぐことで、弟の活動に与える影響が懸念される。
逮捕容疑は、6月29日午後10時ごろ、千葉県柏市の柏駅西口付近で、覚醒剤を所持した疑い。
県警柏署によると、午後5時半ごろ、1人で歩いていた田中容疑者の行動を不審に思った署員が職務質問。所持品検査でズボンと体の間から白い粉末が入った袋が見つかり、試薬検査で覚醒剤と確認されため、現行犯逮捕された。署によると「間違いありません」と供述しているという。
田中容疑者は6月20日、名古屋地裁で覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪で懲役1年8月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を受けたばかり。
「公判では、二度とこのようなことがないようにしたいと話していましたが、反省は形だけだったようです。いったん薬物にはまってしまうと、抜け出すことがいかに難しいかということです。今回の逮捕で執行猶予は取り消されるので、収監されることになります」と週刊誌記者は話す。さらにこう続ける。