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配備開始から50年、退役させたくてもできない「73式装甲車」 対ロシア軍に備え北海道・道央エリアの第7師団でいまなお第一線で活躍1/2ページ

隊列走行する73式装甲車
隊列走行する73式装甲車

第1次世界大戦中に、英国やイタリアなどで、乗用車をベースとして、車体を防弾版で覆い、武器を搭載した装甲車が誕生した。その後、人員を輸送させることを目的とした装甲型人員輸送車「APC(Armored Personnel Carrier)」が誕生する。第2次世界大戦では、多くの国で開発され、戦闘に投入されていった。それは日本も同様だった。

終戦後、国産初のAPCとなったのが、「60式装甲車」だ。箱型の車体を持つ装軌(キャタピラ)車で、操縦にかかわる4人の他、キャビンスペースには6人の隊員が搭乗可能だ。

早速生産が開始され、陸上自衛隊の各部隊へと配備を進めていくのと並行し、さらに搭乗人数を増やし、機能性を高めた新APC開発も行われていった。

こうして誕生したのが、1973年より配備が開始された「73式装甲車」だ。部内では73APCと呼ばれる。最終的に338両が生産された。

外観は、「60式装甲車」を踏襲しているが、車体を1メートルほど延伸し、キャビン部分を拡張。この改造により、乗車できる人数が6人から8人と増加した。操縦に関わる4人を加え、トータル12人が乗車可能となった。

車体は軽量化を突き詰め、アルミ合金製とした。気密性を高めたことから、NBC防護能力もある。さらに車体両サイドにフロートを装着することで、浮上航行もできる。

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