飲食業に向けた経営サポートを行うG―FACTORY株式会社(本社・東京都新宿区、代表・片平雅之)では、この 8月に「飲食塾」を開校する。これは、寿司、日本料理、焼き鳥、そば・うどんなど、多様なジャンルで即戦力となる人材を短期間で育成するというもの。教室は同社が入居する新宿センタービルの中に設ける。
同社では「夢をカタチに! 和食を世界に!」という企業スローガンを掲げて、2003年5月の会社設立以来、日本料理店の展開を基軸とした事業を行っている。まず、ウナギのファストフード「名代 宇奈とと」の展開。これをベースにして出店支援のノウハウを蓄積し同社の強みとしてきた。さらに、ミシュラン星付きなど高級店を展開する飲食業をグループ会社に収めて、これらの市場の見識を深めている。また海外ではベトナムで直営飲食店を展開、東南アジアを中心に飲食業の人材育成と経営サポートを行っている。
「飲食塾」の校長に就任したのは宇都(うと)裕昭氏。宇都氏はこれまで飲食業が求める人材の就職や転職を支援するビジネスを展開している中で、「これらの需要に十分に応えていくために短期間の調理師学校が必要だ」と感じ取り、「飲食人大学」を2014年4月に大阪で立ち上げた。
「飲食人大学」の特徴は、飲食業でビジネスを切り開こうとしている人たちを対象に、一般的な調理師専門学校が1年間で教育しているカリキュラムを3カ月に短縮し、現場実践に重点を置いた授業を行って技術の習熟を早める点だ。