食と健康 ホントの話

栄養を効率よく摂取できる第三のミルク ナッツ類の健康効果に期待 「アーモンドミルク」1/2ページ

アーモンドミルク
アーモンドミルク

抗酸化作用で知られる、ビタミンEの含有量が全食品中でもトップクラスのアーモンド。ナッツの研究第一人者である、慶應義塾大学医学部化学教室の井上浩義教授によると、毎日片手に軽く1杯分(体重60キロの人で25粒程度)を食べ続けることで、アーモンドを含めたナッツ類の健康効果が期待できるという。

他にもさまざまな健康効果が期待できる成分を含むアーモンドだが、ローストしたものをそのまま食べても、含まれる栄養分のすべてが体に吸収されるわけではない。

井上浩義教授
井上浩義教授

「生のアーモンドで5%、ローストしたものでは2%しか水分が含まれていないため、だいたい15~20回の咀嚼(そしゃく)が必要です。そうして食べた後の栄養分が体内に吸収される量は、約半分と言われています」

栄養価が高く、高齢者や子供にこそ食べてほしい食品だが、硬いので咀嚼嚥下(えんげ)機能に不安がある人には工夫が必要だ。そこですすめたいのが、第三のミルクと呼ばれるアーモンドミルク。

「ローストしたアーモンドを食べたときには、そこに含まれる栄養の100%の利用はできません。しかしアーモンドミルクは、硬い細胞壁を最初から壊してくれているので、アーモンドに含まれる栄養を100%利用できるのです」

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