日本の解き方

日銀は金利上昇を容認するか 「売り仕掛け」には負けないが、非常識人事で内部崩壊懸念も1/2ページ

金融市場の一部で、日銀が国債利回りの0・25%の上限設定を断念せざるを得なくなり、金利急上昇を容認するとの予想があるという。こうした見方は妥当なのか。

今のインフレ目標下では、インフレ率が目標を超えれば金融引き締めになるはずだ。ということは、金利上昇はインフレ率の見通しに依存する。

まず、インフレ率が目標を超えるという意味を明確にしておかなければいけない。

インフレ目標は、消費者物価指数総合(除く生鮮食品)の対前年比2%だ。これを安定的に超える必要があるが、かつての日銀は少しでも0%を超えるとすぐに金融引き締めに走った「前科」もある。ただし、日銀の現体制は、日銀の〝黒歴史〟を知っているので、そうした下手を打つことはあるまい。

また、インフレ率の基調を見るには、消費者物価指数総合(除く生鮮食品・エネルギー)でみることも日銀の現体制では周知なので、当分は金融引き締めが行われる可能性は小さい。

それでも、日銀が金利上昇容認に転ずると賭ける人がいるのはどういうことなのか。

一つの見方は、いわゆるポジショントークだ。つまり自分に有利な状況になるように行う発言だ。実際に市場関係者が真実を言うことより、自分で儲けたい話をしたことをメディアが報じているということもある。ポジショントークは風説の流布にもなりかねないものだ。

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