昭和のことば

漕ぐのをやめてしまえば倒れてしまう…金融引締めによる経済不況が発端 「自転車操業」(昭和24年)1/2ページ

決して死語にはならず、今でも流通する定番のことばだ。それぐらい「言い得て妙」の表現だったのであろう。

「自転車操業」ということばのルーツは古く、昭和24(1949)年の金融引締めによる経済不況が発端だった。当時言われたのは「中小零細企業が生き延びる方法は、とにかく操業を続けること」。たとえ営業的に採算割れしようとも、操業停止に比べれば「より少ない赤字」「浅い傷」だとの思いから生まれたことばであった。

漕ぐのをやめてしまえば倒れてしまう自転車、そしてわが会社。なんとも哀愁漂う自嘲的なことばだ。

この年の主な事件は、「文部省、教科書用図書検定基準を決定」「ドッジ公使、経済安定9原則実施に関する声明発表(ドッジ・ライン)」「東京消防庁、119番設置」「1ドル=360円時代に突入」「日本国有鉄道、日本専売公社発足」「国鉄総裁の下山定則氏、轢死(れきし)体で発見(下山事件)」「三鷹事件、松川事件発生」「シャウプ税制調査団、『シャウプ勧告』発表」「湯川秀樹、ノーベル物理学賞受賞が決定」「太平洋野球連盟(パシフィック)、セントラル野球連盟結成」など。

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