中露が威嚇行動を止めようとしない。中国海警局の船が5日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入、日本の漁船に接近した。中国外務省は「日本の右翼漁船に対する現場の法執行だ」とふざけた主張をしている。尖閣周辺では中国海軍の艦艇やロシア艦も接続水域を通過している。参院選の最中にここまでなめられていいのか。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国海警局の船2隻が5日午前4時35分ごろ、日本漁船1隻の動きに合わせて領海に侵入した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは6月23日以来で今年15日目だ。
林芳正外相は5日、中国側に厳重抗議したとし、国際法違反で「誠に遺憾であり、受け入れられない」と批判した。
一方、中国外務省の趙立堅副報道局長は同日の記者会見で、尖閣は「中国固有の領土だ」と事実に反する発言で中国船の行動を正当化した。漁船への接近は「日本の右翼漁船に対する現場の法執行だ」として抗議を受け入れない立場を示した。