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急な高血糖=糖尿病とは限らない!見逃してはいけない膵臓の病「IgG4関連疾患」 都立駒込病院・神澤輝実院長に聞く1/2ページ

がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科の神澤輝実院長(提供写真)
がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科の神澤輝実院長(提供写真)

暑気払いが楽しい季節がやってきた。久しぶりに友人とグラスを交わせば、つい飲み過ぎて食べ過ぎて…。さて、その後、健診や通院などで高血糖を指摘されると、「暴飲暴食による2型糖尿病かも⁉」と心配する人もいると思うが、心配すべきはそれだけではない。見逃してはいけない病気もある。

「急に高血糖になった場合、膵臓の病気が原因のこともあります。膵がんや、膵がんと間違われやすいIgG4関連疾患(別項参照)でも起こるため、高血糖イコール糖尿病と思い込まずに、膵臓の検査も受けるようにしましょう」

こうアドバイスするのは、がん・感染症センター都立駒込病院の院長で消化器内科が専門の神澤輝実医師。膵がんの診断・治療を専門とする一方、2003年に世界で初めて「IgG4関連疾患」の概念を提唱。診断・治療の普及に尽力してきた。

「IgG4関連疾患は、がんと異なり自己免疫に関わる病気です。CT(コンピュータ断層撮影)検査の画像を専門医が見れば、ある程度の判別はつくと思います」

2型糖尿病は、周知のとおり、血糖値をコントロールするインスリンが作用しなくなり、高血糖状態が続く病気。血管や神経にダメージを与えるなどさまざまな症状につながり、心筋梗塞や脳卒中のリスクも上げる。

膵臓はインスリンを産生する臓器のため、膵がんでインスリン分泌量が減ると、高血糖になりやすい。膵臓は胃の裏側に位置しているため、健診などで早期の膵がんを見つけるのが難しく、進行がんでは、高血糖、食欲不振、胆管を塞いで黄疸などの症状も現れる。

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