日本の解き方

歴史的転換期迎えたNATO、中国とロシアへの懸念を明示 北大西洋地域を超え「アジア版」に拡大する戦略も1/2ページ

NATO首脳会議に出席した岸田首相(手前左)と尹大統領(同右)
NATO首脳会議に出席した岸田首相(手前左)と尹大統領(同右)

スペイン・マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議には岸田文雄首相が日本の首相として初めて出席したことでも話題となった。

今のNATOは歴史的なターニングポイントにある。目先の話としては、北欧のフィンランドとスウェーデンの加盟だ。トルコが加盟に反対していたが、テロ容疑者引き渡しなどの要求が受け入れられたことから、一転、賛成した。

これには、背後に米国のサポートもあったと思われる。トルコと米国の関係は複雑だ。トルコが2019年ロシア製ミサイルS―400の導入を強行したことに対し、米国は武器供給の停止という制裁措置を発動した。

しかし、トルコは米国からの兵器供給を望んでおり、米国としてもトルコをNATO加盟国のまま、ロシアとの距離を置かせたいところだった。まだ明らかにされていないが、水面下でいろいろな交渉があったに違いない。

やや中長期な展開としては、NATOの対露、対中政策が明確になったことだ。

NATOは今後約10年間の指針となる新たな「戦略概念」を採択した。戦略概念の改定は10年11月以来で、ウクライナに侵攻したロシアへの姿勢について、現行の「戦略的パートナー」から、「最大かつ直接の脅威」へと大きく変更した。

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