岸田首相〝覚醒〟か 安倍元首相の国葬、防衛力強化、原発再稼働へ 「おおむね正しい判断」と識者評価1/2ページ

これまでの「検討」から一歩踏み込んだ岸田首相=14日
これまでの「検討」から一歩踏み込んだ岸田首相=14日

岸田文雄首相は〝覚醒〟したのか―。14日の記者会見で、参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の政府主導の葬儀について、今秋に「国葬(国葬儀)」で行うと発表した。安倍氏の悲願である防衛力強化も「必要な予算を確保し、財源を用意する」と明言した。冬の電力需給逼迫(ひっぱく)を防ぐため、最大9基の原子力発電の稼働を進める方針を示した。識者は「おおむね正しい判断だ」と評価している。

注目の首相会見は14日午後6時に始まった。

岸田首相は、安倍氏の「国葬」について、「大きな実績をさまざまな分野で残した」「国際社会から極めて高い評価を受けた」「わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く」などと理由を語った。

国葬は戦前、国葬令に基づいて実施されてきたが、同令は戦後の1947年に失効した。67年に吉田茂元首相の国葬が行われたが、生前の功績を考慮し、佐藤栄作内閣が閣議決定した。今回、官邸内には安倍氏の国葬に反対意見もあったとされる。

ただ、岸田首相は14日夜、「最初から国葬でやると決めていた。法的な問題を詰めていた」と周囲に語った。内閣法制局などと調整し、実施の目途が立ったのは記者会見前日だったという。

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