マンション業界の秘密

「こんな物件」と思っても…顧客目線ではないデベロッパーの〝自転車操業〟1/2ページ

業界ならではの事情もある(写真と本文は関係ありません)
業界ならではの事情もある(写真と本文は関係ありません)

私は東京やその周辺で販売される新築マンションについて、物件ごとに資産価値を評価するレポートを作成している。新しい物件が市場に出てくると、それをレポートに加える作業が発生するのだ。

最近、千葉県や埼玉県の郊外エリアには「それ、本当にやるのですか?」と叫びたくなるような物件がいくつか出てきた。

駅から徒歩16分以上も歩くような場所なのに、数百戸規模での開発が行われているのだ。こういうマンションには資産価値がほとんど期待できない。築30年を過ぎると、中古価格は500万円前後まで下落するはずだ。

そういう場所なのに、これらの物件は3000万円から4000万円台、住戸によっては5000万円を超える価格で販売される。

こういった物件の販売がスムーズに進むことはない。必ずと言っていいほど、建物が完成した後でも1年以上も売り出し中が続く。最後は2割程度の値引きが行われるケースも珍しくない。場合によっては、売主企業の関連会社が「買わされる」こともある。社宅にするか、賃貸に回すのだ。

そんな物件を購入した一般消費者の方は、どうなるのだろう。

最初の何年かはハッピーなはずだ。新築に住む喜びを味わえる。しかし、そのうち現実が見えてくる。

まず通勤が大変だ。ドアを出てから最寄り駅で電車に乗るまで、30分以上かかる場合がほとんどになる。往復で1時間以上も、最寄り駅と自宅との往復に費やされる。

健活手帖

zakスペシャル

主要ニュース

ランキング

  1. 長期政権を見据えた布陣も…岸田新内閣の〝火種〟 高市氏と河野氏を「封じ込め」 林外相留任に有本氏「納得いかない」

  2. 安倍晋三元首相の政策後継者 保守路線は高市早苗氏、外交は萩生田光一氏が受け継ぐか

  3. 外相&防衛相に〝米国が重大警戒〟あす内閣改造 門田氏「米高官は林氏と距離、高市氏外せば世界に誤ったメッセージ」有本氏「見せかけの友好は通用せず」

  4. 中国へ配慮が目立ち…韓国・尹政権の「二股外交」 識者「韓国は潮流に逆行、このままでは孤立」

  5. 【日本の解き方】ペロシ氏のアジア歴訪で判明、台湾侵攻の野望隠さぬ中国と米国の民主主義防衛の本気度

  6. 【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】ペロシ氏訪台と中国の激烈反応 弾道ミサイルEEZ着弾、岸田首相はなぜ当日声明を出さない?〝薄い反応〟の日本政府とメディア

  7. 加山雄三、ラストショーに向けて 40日続いた“言葉が出ない日々”からの壮絶リハビリ

  8. 「ビーチ・ボーイズ」伝説のリーダーの謎に迫る 全盛時代を知らない世代も感動必至 12日公開「ブライアン・ウィルソン」

  9. 安倍氏の国葬にオバマ氏ら出席へ マクロン氏、メルケル氏も検討 プーチン大統領は欠席の見通し

  10. 【みうらじゅん いやら収集】Wメガネ地獄が苦痛で観に行かなくなった3D映画 飛び出て嬉しいものといえば…

ピックアップ連載

連載一覧へ

最新特集記事

特集一覧へ