米中首脳電話会談、台湾問題で激しい応酬 バイデン氏「平和と安定を損なう試みに強く反対」 習氏「火遊びをすれば必ず焼け死ぬ」 ペロシ氏の訪台めぐり火花1/3ページ

バイデン大統領(AP)と習主席(ロイター)の応酬は2時間17分にのぼった
バイデン大統領(AP)と習主席(ロイター)の応酬は2時間17分にのぼった

ジョー・バイデン米大統領と、中国の習近平国家主席は28日、電話会談を行った。中国が軍事的圧力を強める蔡英文総統率いる台湾をめぐり、激しい応酬があった。バイデン氏には11月の中間選挙が、習氏には異例の「政権3期目」を目指す秋の党大会が控えており、両首脳とも一歩も引けない状況といえる。米中両軍は会談前、東アジアで軍事的威圧も行った。ナンシー・ペロシ米下院議長の「8月台湾訪問」予定が取り沙汰されるなか、「偶発的な衝突」が懸念されている。

バイデン氏「台湾に関する、米国の方針(=『一つの中国』原則を留意する)は不変だ」「一方的な現状変更や、台湾海峡の平和と安定を損なう試みに強く反対する」

習氏「われわれは『台湾独立』分裂勢力と外部勢力の干渉に断固反対する」「火遊びをすれば必ず焼け死ぬ」「(中国を国際秩序に対する)最も深刻で長期的な挑戦とみるのは誤った判断だ」

米東部時間28日午前8時半(日本時間同日午後9時半)から2時間17分行われた会談で、両首脳は台湾問題について、このような警告を発した。両国メディアが伝えた。

両首脳の直接対話は3月以来で、昨年1月のバイデン政権発足後は電話やオンラインを含め5回目。

蔡総統

バイデン氏は今年5月、東京での日米首脳会談後の記者会見で、記者から「台湾防衛に軍事的に関与するのか?」と問われ、「イエス(もちろんだ)」「それが、われわれのコミットメント(約束)だ」と即答した。

この前後から、中国軍の活動はさらに活発化している。

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