マンガ探偵局がゆく

後継者不在、名店の味をマンガで遺す ていねいに取材された料理人の一代記にホロリ『最後の一皿』1/2ページ

コミックDAYSコミック版表紙
コミックDAYSコミック版表紙

今回の依頼は探偵局の趣旨から少しずれるかもしれないが、取り上げることにした。

「新型コロナ感染拡大でリモートワークが続いてましたが、2年ぶりに通常勤務に戻りました。まだまだ感染は心配なのですが、同僚たちの顔を見るとほっとします。残念だったのは、職場周辺のなじみの飲食店がいくつも廃業していたこと。職場の先輩から引き継いだところも多く、店の人たちとも、出される料理ともすっかり馴染んでいたのに……。いま健在な店も10年後にやっているのかな、と心配になりました。身近にあるおいしい店の存在を伝えてくれるマンガがあればいいなあ。もうどこかにあるのでしょうか?」 (41歳・会社員)

実は探偵長も依頼人と同じような経験をしたばかりだ。20年以上借りていた旧事務所の近くに行く用事があって、ついでに懐かしい店を訪ねたら3分の1近くが店をたたんでいたのだ。休業要請や店主の体調がすぐれないなど理由はいろいろだが、やはり寂しい。

人も店もいつかは消えるのが運命。そんな一期一会を描いた作品が、ここで紹介する魚乃目三太の食ルポマンガ『最後の一皿』だ。講談社のWEBコミック配信サイト『コミックDAYS』で2018年に発表。その後、19年に電子書籍にまとめられた。

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