JAPANESE ROCK ANATOMY解剖学

PANTA「ユーミンのバックをマッシュルームが支えていた」 ミッキー「70年代には欠かせないアーティスト」1/2ページ

ユーミン(荒井由実)も『HAIR』の流れのなかにいた1人だった
ユーミン(荒井由実)も『HAIR』の流れのなかにいた1人だった

PANTA 小坂忠のソロファーストアルバム『ありがとう』(1971年10月リリース)のことを調べてみたら、近年の再発は控えられているらしい。ある1曲に差別的な表現にあたる言葉があるらしく、なんだかそのあたりがひとごととは思えなくてさあ。

MICKIE 頭脳警察も発売中止とかいろいろあったからね(笑)。

 当時大丈夫だったものを、50年近く経ったあとにこの言葉は…っていうのも変なもんだよなあ。時代時代で歌いにくいケースがあったりするのは仕方ないかもしれないけど、50年前と今じゃあ社会情勢とかはまったく違うんだからさ。

 忠さんと同じころにマッシュルームから出たアーティストは?

 GAROが同じ10月に「たんぽぽ」でシングルデビュー。『HAIR』に出演していた大野真澄と堀内護がいて、3人組のあとひとりはミルクというバンドで堀内と一緒だった日高富明。

 ミルクには松崎しげるさんもいた。「愛のメモリー」(77年)と「学生街の喫茶店」(72年)のルーツがそこにあったんだね。冬場にはホットミルクなんて名乗っていたんだけど、ミルクをプロにスカウトしたのはダウン・タウン・ブギウギ・バンドを結成する前の宇崎竜童さんで、マネージャーも務めていたね。

 マッシュルームが「学生街の喫茶店」で一世を風靡したのはご存じのとおり。GSバンドの元ザ・ビーバーズの成田賢さんも、アルバム「眠りからさめて」を11月にリリースしていたね。成田さんは石間君(石間秀樹、フラワー・トラベリング・バンド)との関係も深かった。

 僕は成田さんとは大林宣彦監督の映画『HOUSE』(77年)のサントラでご一緒したことを思い出します。

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