変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術の症例数で国内トップクラス、女性医師としては首位に立つのが埼玉協同病院関節治療センター副センター長で、整形外科部長の桑沢綾乃さん。その手術の仕上がりの美しさは同業者からも高く評価され、首都圏全域から多くの患者が集まってくる。
「関節手術用の支援ロボットを3台導入していますが、1つの病院で3台のロボットを持っているのはここだけ。ロボットは正確な手術を確実にアシストしてくれるし、低侵襲手術への患者さんの期待にも応える環境が整備されているので、私自身も手術がしやすいんです」
そんな手術のスペシャリストとして知られる桑沢医師は、一方で脂肪由来幹細胞移植やPRP療法など「再生医療」の実績でも突出した症例数を持っている。
どうしても手術を避けたい患者には、治療の選択肢の一つとして再生医療を提示することができるのも同院の強みだ。