渡邉寧久の得するエンタメ見聞録

2大名優が〝化学反応〟 「迷宮への扉が開いた事件」と冒頭で独白 映画『L.A.コールドケース』1/2ページ

L.A.コールドケース(© 2018 Good Films Enterprises, LLC.)
L.A.コールドケース(© 2018 Good Films Enterprises, LLC.)

18年前の事件が、2人の男をとらえ続けている。1人は元ロサンゼルス市警察署の元刑事ラッセル・プール。俳優のジョニー・デップが演じる。もう1人は事件の真相に迫ろうとする記者ジャック・ジャクソン。オスカー俳優のフォレスト・ウィテカーが演じる。

誰かと誰かの共演を〝化学反応を起こす〟と見立てる文脈に結構出くわすが、この作品における名優のやり取りこそは、まさに何らかのケミストリーを感じさせる。

8月5日公開の映画「L.A.コールドケース」。冒頭「事実に基づく」という案内の通り大げさな演出はなく、すべてが抑制気味に描かれている。地味な刑事の生きざまが描写されているがまぎれもなくヒーローものの映画である。

1997年、ヒップホップ界のスーパースター、ノトーリアス・B.I.G.が射殺された。未解決事件として捜査は続けられている(そのため、証拠は開示されないという)。

刑事をリタイアしたプールの部屋には、当時の資料写真などが壁一面に張られている。捜査権限はないが、真相を知りたいという刑事としての本能はギラギラしたままだ。

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