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故人の遺徳を偲ぶ趣旨にそぐわない 安倍元首相の追悼演説延期…与野党で異論噴出 政治家と旧統一教会の関係を考察1/2ページ

衆院本会議場
衆院本会議場

参院選後初の臨時国会が3日召集される。6日には広島で平和記念式典が行われるため、会期は、参院の構成を確定し正副議長を選出して、短く終わる予定である。

当初、安倍晋三元首相の追悼演説が行われる観測が流れ、自民党の甘利明前幹事長で調整が図られていた。与野党から異論が出て、結局、追悼演説は今国会で行わず延期となり、登壇者も改めて再調整することとなった。

安倍元首相
安倍元首相

日程の俎上に載る前にこれだけ騒ぎになれば、一度冷却した方がよい。故人の遺徳を偲び、逝去を悲しむ追悼の趣旨にそぐわない。仕切り直して、静謐な追悼の環境を整える時間と努力が要るだろう。

慣例では、ライバルとして党首討論などで競い合った代表格となるが、安倍氏の「国葬」(国葬儀)への対応も見なければならない。遺族の意向も尊重したうえで、与野党そろってしめやかに見送りたい。

安倍氏の訃報から20日以上たつが、警備・警護のミスや事件の動機や不可解さを追及することよりも、政治家と旧統一教会の関係の方に、一部野党やメディアの関心が広がっているようだ。

本来であれば、安倍氏の銃撃事件そのものの問題点が解明されなければない。捜査と裁判を通じて事実が明らかとなり、再発防止策が確立されることが重要だ。この司法の過程を、立法や行政の側からゆがめるような言動は慎むべきである。

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