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米欧高官、続々訪台の意義 日本の政治家も明確に意思表示を 見送れば中国の恫喝に屈したことに1/2ページ

ペロシ氏はじめ、西側高官の訪台には中国へのメッセージになる(AP)
ペロシ氏はじめ、西側高官の訪台には中国へのメッセージになる(AP)

ナンシー・ペロシ米下院議長(民主党)が2日夜、台湾入りした。下院議長は、大統領が執務不能になった際の継承順位が副大統領に次ぐ要職だ。現職下院議長としては1997年のニュート・ギングリッチ氏以来、25年ぶりの訪台となった。

ペロシ氏ら議員団は同日、「米国は一方的な現状変更の試みに反対し続ける」との声明を出した。

これに対し、中国外務省は同日、「中米関係の政治基盤に深刻な打撃を与え、中国の主権と領土の不可分の一部だ」などと「猛烈な抗議」を表明した。

米国内で「反中」感情は、かつてないほどのの高まりをみせている。以前は「台湾統一(併合)」に関心も薄かった。やはり、「一国二制度」の原則が踏みにじられた、香港の惨状が大きく影響しているだろう。

今でも米国が「一つの中国」原則を堅持するか、否かで議論になるが、あくまで「中国がそうみている」ことを「米国が認識している」という意味合いである。「併合」を見過ごすことなどあり得ない。

ジョー・バイデン米大統領は先月28日、中国の習近平国家主席と、電話首脳会談を行った。中国外務省の発表によると、習氏は台湾問題について、「火遊びをすれば必ず焼け死ぬ。米側がこの一点をはっきりと分かることを望む」と強く牽制(けんせい)したという。習氏が、バイデン氏を完全に侮っていることを示していた。

ただ、訪台を見送れば中国の恫喝(どうかつ)に屈したことになるため、保守派の間では「訪台するしかない」との声が多数を占めていた。今回の訪台で、習氏のメンツも丸つぶれだろう。

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