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天体観測の害「長時間露光と宇宙ゴミ」 国際天文学連合、ますます人工衛星が増える事態を憂慮1/2ページ

国際天文学連合(IAU)が、夜空を守るための新たな会を設立した。ますます人工衛星が増える事態を憂慮したのだ。 実際、宇宙を観測する能力が著しく害されるところまで来ている。

多くの衛星があることの問題は、光学や電波による観測を邪魔している。とくに影響を受けているのは可視光での長時間露光だ。発表される論文では、たそがれ時に撮影された画像に衛星による光跡が映り込むことが劇的に増えている。

これは天文学だけでない。地球の防衛にとっての問題でもある。地球に向かってきている脅威となる天体を検出するのに、夕暮れと夜明けの地平線の観測は欠かせない。

また衛星による電波の干渉で、たとえば宇宙マイクロ波の背景放射などを研究しにくくなる可能性もある。

一方、ロケットの打ち上げと衛星の建造コストはかつてないほど低くなった。多くの衛星を打ち上げる計画としては、有料顧客にブロードバンドのインターネットを提供するための民間企業による「衛星コンステレーション」の活用がある。宇宙への競争で先行しているのはスペースXで、イーロン・マスク氏が推進している。現時点で2000基以上の衛星を打ち上げていて、少なくともあと2400基を打ち上げる計画だ。英国のワンウェブもジェフ・ベゾス氏も同じことをするつもりだ。つまりこれらの計画だけでも数千以上の衛星が増えることになる。

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