【今日から始める10万円株】新元号で恩恵受けそうな銘柄は? 教科書など更新で「図書印刷」期待

 2019年5月1日から新たな元号がスタートする。すでに政府は新元号の考案を専門家に依頼するなど準備を進めているという。新元号は漢字2文字、読みやすさ、過去に使われていないなどの条件から絞り込まれ、混乱を避けるため前倒しして18年半ばに公表される予定だ。

 気の早い兜町では、早くも新元号に関連する銘柄探しが行われている。もちろん、どのようなものになるかを予想するのは困難だが、少なくとも需要が発生する業界は想像がつくはず。今週の10万円株は、新元号関連の銘柄からピックアップしたい。

 まずは、東証1部の「図書印刷」(7913)。同社は凸版印刷の関係会社で書籍や雑誌のほか、教科書など印刷物に強みを持つ。今年は高校生向けの英語・国語の教科書や参考書などの教材を中心に発行している桐原書店の株式51%を取得し、子会社化した。

 元号変更となれば、教科書や参考書などは間違いなく更新されるはずで、図書印刷に需要が発生する可能性は高い。

 11日現在の株価は998円(100株単位)で、今ならギリギリ10万円で投資可能だ。株価は11月2日に1144円の高値をつけた後、調整中。押し目買いのタイミングとしても悪くない。

 一方、商業用印刷や請求書等の印字、情報処理事業などを手掛ける「カワセコンピュータサプライ」(7851)も兜町筋がマークしているとのこと。同社は東証2部に上場している企業だが、チャートを見てみると出来高が極端に少ない。裏を返せば、注目が集まれば一気に高値まで買われる可能性が高くなる。株価(11日現在)は402円(100株単位)、約4万円で投資できる。

 そのほか、紙幣識別機を手掛ける東証1部の「オーイズミ」(6428)にも注目。同社は日本金銭機械同様、新紙幣に関するニュースが出ると動意ずく傾向がある。株価(11日現在)は、522円(100株単位)だ。

 新元号が明らかになるのはまだ先だが、安いところを仕込んでおくとおもしろそうだ。(三枝裕介)

 【2017年12月13日発行紙面から】