【最強!!バフェット流投資術】「失敗のない出店」を目指す「ワークマン」 顧客にとっての利便性追求し信頼得る

 ワークマン(7564)の店舗で販売されている商品は、その品質と比べて低価格で、「作業服のユニクロ」と呼ばれることもある。

 出店戦略においては、開発部と出店調査グループのダブルチェックによって、十分な商圏の確認を行うことで、「失敗のない出店」を目指しているのが特徴。突然店舗が閉鎖されることが少ないことで、フランチャイズ(FC)オーナー、さらには顧客の信頼を得ている。

 顧客である現場作業員の勤務時間に合わせて店舗開店時間(午前7時~午後8時が多い)を設定し、多岐にわたる商品を扱っているにもかかわらず、売り場面積は約100坪とコンパクトだ。

 これは、狭い店舗で専門店としての視点で商品を選び種類を絞って提案する方が、顧客にとって便利だからだ。約100坪の売り場には7500アイテムの商品が品ぞろえされている。実際に、商品を絞り込んで分かりやすい売り場をつくったほうが、売れ行きも良いことがデータで証明されているという。

 この前提で、入り口そばに駐車場を設置し、必要な物を短時間で購入できる適度な店舗の大きさを決定。その設定の店舗を展開し、必要な物だけを集約した売り場づくりなどを行っている。

 一方、巨大なホームセンターの駐車場の端に車を止め、お目当ての商品を1つだけ買うことを想像すれば、大型店舗の不便さがよく分かる。店内に入っても、お目当ての売り場にたどり着くのが大変だ。

 また、自社流通センターと、渋滞などが少なく店舗の開店前に商品が届く夜間配送の活用でタイムリーな納品を行っており、注文から2日後の開店前に商品が届く。

 直営店のFC化を推進しているが、FCオーナーは基本的に地元の人材とし、ビジネスの地域密着を目指している。

 プライベートブランド(PB)比率は現在約26%だが、収益性が高いため今後増やしていく予定だ。(国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略