【男のみ・だ・し・な・み】軽量!わずか4グラムのネックレス しかも強度十分な紙製…奥様にいかが?

「1DKジュエリーワークス」ブランドのネックレス(税別2万1000円)

 先日、アクセサリーの展示会を見ていたら、チェーンの素材に14KGFという表示のネックレスがあった。18Kという言葉はよく聞く。Kとは金のことで、24Kは純金でやわらかくて強度が低いのでジュエリーでは他の金属と混ぜて強度を上げる。

 Kの前の数字は素材全体に占める金の割合で、18Kだと18/24が金の割合となる。GFとはGOLD FILLED(ゴールドフィルド)の略で金張りのことだが、通常の金メッキより金の層が厚いので摩耗に強いものだと初めて知った。

 写真のネックレスのガラスパールがあしらわれたチェーンが14KGFだったのだ。このネックレスはドレスアンレーヴ((電)03・5468・2118)が取り扱っている「1DKジュエリーワークス」ブランドの製品(税別2万1000円)で、ガラスパール以外の部分は何でできていると諸兄は思うだろうか。

 これが紙でできていると教えられて私はびっくりした。ヴァルカナイズドファイバーという木材パルプや綿を原料として特殊加工をして作られている純粋な自然素材。それで作られたものが赤茶色をした決済箱などで諸兄も見覚えがあるだろう。ヴァルカナイズドファイバーは1850年代に英国で発明された素材で、それを何層にも重ねて作られているスーツケースが、1897年創業の“グローブトロッター”という英国ブランド。この素材として創業以来使われている。

 軽量で丈夫さを持つので1912年のカタログの表紙に1トンの象がスーツケースに乗っているイラストが残されている。ヴァルカナイズドファイバーは耐久性・耐摩耗・耐衝撃・耐熱性にすぐれた素材で、さらに電気に対して絶縁性もあるすぐれもの。

 このネックレスはドイツ製のヴァルカナイズドファイバーを、山梨県甲府市にある「1DKジュエリーワークス」の工房でデザインした。複雑な模様をレーザーカットして美しいジュエリーに仕上げクリエーティビリティーに富んだものとなっている。

 驚くべきはチェーンを含めてわずか4グラムという軽量! この軽さは女性にとってはうれしい。ボリュームある大きなネックレスを付けたいと思うのは、そこに人目をひきつけて顏や首などの自分の弱点からそらしてもらえるからだろう。

 大きなものだと金属や大きな天然石などをあしらったりしていて、軽く50グラムを超えてしまうから1日付けているとストレスの差が大きい。しかも汚れても軽くウエットティッシュなどで拭き取ればよいし、軽い水洗いも可能。奥さんや彼女に教えるとまちがいなく喜ばれ、諸兄の株も上がる。

 ■執行雅臣(しぎょう・つねおみ) ファッションジャーナリスト。福岡県出身。中央大学卒業後、文化出版局入社。『装苑』『ハイファッション』『MR.ハイファッション』などの編集長を経てフリーに。毎日の街歩き情報をブログameblo.jp/3819tune1224/)でつづっている。