【株式フジ】連日の高値更新「小野薬品工業」「サイバーエージェント」を短期売買で

 株式市場が軟調な推移をしている間は、(当然のことですが)値上がりする銘柄が減ります。それはつまり、相場が堅調な推移をしているときよりもさらに投資対象を絞り込まなければならないことを意味しています。この大前提を認識しておきたいと思います。

 もし、急反発局面になれば、それこそ「どれを買ってももうかる時」になります。しかし、それがいつどのタイミングで到来するのかを言い当てるのは困難です。予想をするのは勝手ですが、それがあくまでも予想だということを、忘れてはいけないのです。

 足元の株式市場では「トランプ関税」が問題視されています。鉄鋼とアルミニウムに輸入関税を課すとしたこの政策は、他国との貿易戦争を招く可能性があります。反対の姿勢をとった米政府高官の辞任発表につながり、米共和党内でも賛否両論となっています。

 このようなグチャグチャの様相がしばらく続くとしても、しばらくの時を経て、適度のところに落ち着くことはわかっています。トランプ大統領は政策を撤回しないものの、当初の案にこだわることなく妥協点を探ることが、これまでの振る舞いから予想されます。

 しかし、これもあくまでも予想ですし、その間の株式市場がどのような動きをするのかはこの時点では不明です。

 やはり当欄で取りつづけている作戦を継続していくのが良いと思われます。それは「ここから堅調なのは、ここまで堅調だった銘柄作戦」です。引き続き大型株では「任天堂(7974)」「小野薬品工業(4528)」「ソニー(6758)」に注目しています。

 この中で上昇が顕著なのは「小野薬品工業」です。連日の昨年来高値更新となっています。トップ製品のがん免疫薬「オプジーボ」が約24%薬価引き下げとなったものの、想定の範囲内だったことで懸念材料がひとつ消えた格好となっています。「任天堂」「ソニー」も通常の範囲内の値動きをしていますので、押し目買いを初手とした短期売買で臨めそうです。

 中小型株でも同様の作戦を取るのがいいでしょう。マーケティング調査大手の「マクロミル(3978)」は昨年秋の3500円処からは大きく下落したものの、年初の2700円処からは株価を切り上げている銘柄です。IT企業の象徴的な存在のひとつ「サイバーエージェント(4751)」も足元、物色が向いている銘柄です。これも流れにのる短期売買がいいでしょう。(株式ジャーナリスト・天海源一郎)