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【天野秀夫 中小型厳選株】業績回復の「中村超硬」に注目 第2四半期決算予想は増額済み、汚名返上の逆襲高相場を期待 (1/2ページ)

 北朝鮮リスクに端を発した為替の円高などから、株式市場は波乱の展開となってきました。ただ、パニック売りが一巡すれば、相場は自立反発に向かいます。幸いにも、好業績銘柄が多いことは投資チャンスでもあります。

 こうした波乱相場のなかでも逆行高を演じる銘柄は存在します。業績回復が顕著で、スケジュールが意識される材料を持つ銘柄は、株価上昇後の押し目買いが有望です。今回はやや株価水準が高い銘柄ですが、マザーズの「中村超硬」(6166)に注目してみたいと思います。

 太陽電池やLEDウエハ切断用のダイヤモンドワイヤを手掛ける中村超硬は、3連休前の8月10日に今3月期第1四半期(4~6月)決算を発表し、売上高は25億9500万円(前年同期比2・4倍)、経常損益は7600万円の黒字(前年同期は7100万円の赤字)を開示しました。

 さらに第2四半期(4~9月)決算予想を増額し、経常利益は当初予想の4000万円から3億5000万円と大幅に引き上げました。

 主力製品であるダイヤモンドワイヤの需要が、単結晶市場向けから新たに多結晶シリコンウエハ市場で急速に普及が進んだことによる売り上げ拡大があったほか、昨年12月に開設した沖縄工場の本格稼働による増産効果が増額修正の要因として働きました。

 ただし、今3月期経常利益予想の7億円という通期予想は据え置かれています。11月中旬の第2四半期決算発表では、通期業績の見直しが図られる可能性があり、通期増額期待が膨らんできます。

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