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【一生働く!】「スキル消失」退職は企業の死活問題 質的な『人材』不足が課題に (1/2ページ)

★〈働き方編〉シニア雇用の実情(1)

 当欄では、今月からスタートしたシニアの〈生きがい編〉に加え、〈働き方編〉を並行して掲載する。セカンドライフの生きがいとして「仕事」を選んだ人たちの、働き方の現況をお伝えしよう。

 ■減り続ける「生産年齢人口」

 当欄が始まった3年半前、シニア就活の現状は「多くが雇用延長を望み、転・再就職する人は少数派」だった。

 しかし、3年間で状況は大きく変化した。その理由として、まず少子高齢化社会のいっそうの進展がある。総務省の予測では「高齢化率」(65歳以上の人口割合)は2015年に「4人に1人」となり、25年には3割を超える。1%はおよそ120万-130万人だから、15年から20年まででも約600万人が“高齢者入り”することになる。

 「生産年齢人口」は一般に15歳から65歳未満なので、従来の考え方では“働き手”は大きく減る。しかし、少子化で若年人口も減るため、65歳以上も「生産年齢」の仲間入りを求められるようになってきた。

 ■「人材不足」解消が喫緊の課題に

 「人手不足と人材不足」の問題もある。20年の東京五輪・パラリンピックに向け、建設業などの分野では慢性的に人材が不足している。これもまた少子化が原因で、人材の補填(ほてん)は追いつかない。次善の策としての外国人雇用も、さまざまな規制により、簡単にその穴が埋まる状況ではない。

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